静岡生まれ東京下町育ちのミニシュナの日常と里帰り


by nyarcil
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以前一度見た映画で、夏休みにもう一度見たいと思って買ったDVD『サマーウォーズ』。
『時をかける少女』で有名な細田守監督の初長編オリジナル、2009年公開の劇場アニメーション映画。名作です。

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ストーリーを大雑把にいうと、シャイで弱気な高校生健二が、憧れの女の子夏希に連れられて夏希の曾祖母の家で夏を過ごし、一族の大家族と一緒に、インターネット上から世界を混乱に陥れさせようとする敵と戦う物語。 
健二は持ち前の数学力で戦います。 ストーリーの詳細は、こちらで。

映画のなかで闘いの場となるのが、世界中の人々が集うインターネット上の仮想世界OZ(オズ)。そこでは誰でも自分のアバターを操って、ショッピングやゲームだけでなく納税や行政手続きなどの様々なサービスを利用できる。つまり、実世界がインターネットと日常的につながっている時代が舞台です。  
その仮想世界をのっとろうとする人工知能「ラブマシーン」と、健二たちはアバターの姿で対決します。

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アバター姿の夏希と健二、陣内一族の人々が一丸となって敵と闘います。

ちょっと長かったですが、一瞬も目を離せずに最後まで見ました。
この作品ができたのが7年も前なのに、当時すでに仮想世界や人工知能が日常に入っている時代を想定していたことに、驚きました。(゚д゚;)
今はポケモンGOで、誰もが仮想現実(バーチャルリアリティ)を普通に楽しんでいる時代ですからねえ。

映画で、現実世界の舞台となるのが長野県上田市。
典型的な田舎の夏の風物や自然と、ネットのデジタル世界での闘い、というギャップも印象的でした。

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縁側で夏の入道雲を見ながら、手と手を触れ合わせる健二と夏希。


◆さて突然ですが、ちょっと映画から脱線してなぜか「縁側」のお話。

この映画では、昔ながらの日本式家屋が舞台でところどころ縁側が効果的に使われていました。 縁側、または濡れ縁。

今年の夏テレビを見ていてふと思ったこと、「縁側シーンが多いなぁ」。
ドラマでもCMでも映画でも。

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たとえば、こんなコマーシャル。某清涼飲料です。

縁側で、ビールを飲んだり、スイカを食べて庭に向かって種をとばしたり、浴衣姿で花火をしたり、等々。
夏だからこそ開放的な縁側という場所が、より魅力的に見えるのでしょう。 

で、サイト主が自分を振り返って気が付いたこと、
「縁側のある家、最近全然見ていないなぁ」

サイト主の実家があるのは静岡県の小都市の住宅地ですが、近所に縁側のある家は全然ありません。
最近建てられた家は特に、1階も2階も窓が小さいキューブ型が多いです。
市内でもよほど古い家か農家でないと、縁側はありません。

なぜなら静岡では、40年も前から東海大地震がくることを想定し、家を建てるなら耐震設計がデフォルト、当たり前になってしまっているのです。 
(耐震設計だと市町村から補助金が出ます)
縁側を作るのは、耐震の観点からやや無理があります。

ここ数年、東日本大震災や熊本地震やらでどこでも「地震に強い家をどう作るか」は大きな課題となっています。
今後日本中で新しい家を建てるにもリフォームするにも、耐震設計にするのが普通になると思われ、そうなるとますます、縁側のある家は私たちの身の回りから消えて行ってしまうのでしょう。静岡県と同じように。

どの家にも縁側がなくなってしまったら、夏の風物詩でもある縁側で夕涼みするシーンは、テレビだけでしか見られない古き良き時代のものになってしまいそう。
そう思うと、ちょっと寂しい気持ちになるサイト主です。


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おまけで、夏バージョンにトリミングしたジュニア。
会う人ごとに「涼しくしましたねぇ」と言われてます。(^ ^;)









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by nyarcil | 2016-08-28 14:41 | My Favorite | Comments(2)

英TVドラマ、『Sherlock』。

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舞台を現代のロンドンに置き換えて、現代のシャーロック・ホームズが高い知能ととIT機器と持前の推理力で事件を解決していく、一話ずつ完結のドラマ。

主演はベネディクト・カンバーバッチ。
あの映画『イミテーションゲーム』で、コンピューターの祖とも言われるアラン・チューリングを好演したイギリス人俳優。

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時代を現代に移しての、シャーロック・ホームズとワトソン博士


ベネディクト・カンバーバッチ、知能が高くてハイパー奇行なオタクを演じさせたら右に出る人はいないんじゃないかというくらい、現代のシャーロックホームズにはぴったりです。
(イギリス英語で、理系のオタクは「Boffin」だそうです)

レンタルビデオ屋で借りて、 シーズン3まで一気に見終わりました。 はまりました。


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シャーロック・ホームズの兄マイクロフトは、英政府の隠れたる要人という設定。


さて、シーズン2の最初の回でのことです。(TV放映は2012年)
事件に巻き込まれたシャーロックは黒装束の一団に襲われますが、
シャーロックはすぐに、それがアメリカCIAがよこしたエージェントたちだと看破します。
それというのも、黒装束の一人が携帯電話のことを、「Cell phone セルフォン」と言ったから。
(ちなみに、イギリス人は、「mobile phone モバイルフォン」と言います)


最近、外資系企業(本社アメリカ)に勤める友人と話をする機会があって、そのときに
「ねえアメリカ人って携帯電話のこと、cell phoneって言うんでしょ」
と聞いてみると、友人、一瞬ぽかんとして、
「何言ってるの?」
「はぁ?」 
「いまどき誰もそんな言葉使わないよ、死語だよ死語!」
 ( ゚д゚)

もう、完全にバカにされてしまいました。 
今はアメリカ人も、携帯電話をモバイルフォン(mobile phone)と呼ぶのが普通だそうです。

それでも、調べてみると米国のamazonのサイトには今も「Cell phones」のカテゴリがあり、決して死語になったわけではありませんでした。
ただ「古臭い」言葉になってしまっただけでした(特にIT関係者には)。
一つの言葉が生まれてから廃れてしまうまでの時間が恐ろしく短くなった、ということです。

現代は、インターネットやらスマホやらクルマの自動運転、ビッグデータやクラウドなど、以前には想像もつかなかった技術やインフラが開発され、日々大量の情報がやりとりされています。 

だから、現代のシャーロックホームズもまた、ネットを通じて世界中から流れ込むさまざまな情報を頭脳に入れ、しかも常にそれを最新の状態に更新していかないとなりません。


例えば、死体のはいているスニーカーが「xxxx社の20xx年バージョンでxxxxでしか売られてない」ということから被害者が誰かを推理するのに、世界有名ブランドのスニーカーの情報がシャーロックの頭の中に蓄えられてないとできないわけです。

その昔コナンドイルが小説を書いた時代と今とでは、情報の量とそれが更新されるまでの時間が、圧倒的に違うのです。


このドラマ、シリーズを重ねるにつけシャーロックの人物設定が微妙に変わったり、推理ではなく銃撃で事件を終わらせたり(*゚ロ゚)、シャーロックらしくなくなってきました。 
制作側の行き詰まりが感じられます。 

最初のシリーズがよかっただけに、カンバーバッチファンとしてすごく残念。('A`)

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シャーロックホームズは、現代でもバイオリンをひきます。

そのうちまた、元のオタクのシャーロックに戻って、頭脳で事件を解決してほしいものです。

ちょっと話がずれますが、Cell phoneという言葉が古くなってしまったことで思い出したのが、2~3年くらい前からビジネス関係の記事でよく出ていた言葉「パラダイムシフト」。

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(「パラダイムシフト」という文字を表紙のどこかに入れている本は10冊くらいありました)

意味は「ある時代・集団を支配する考え方が、非連続的・劇的に変化すること」。
(天動説から地動説に変るような価値観の劇的変化をさすもの、だそうですが、「コペルニクス的転換」とどう違うかは正確には理解してません)

セミナーの講演タイトルで「xxx界のパラダイムシフトを読み解く」とか、一時期よくありました。
それが、今年になってからの展示会の講演タイトルに、この言葉を聞きません。 
今やその言葉は旬をすぎてしまって、今更使うと「遅れてる」印象を与えてしまいかねない言葉になってしまっているようです。
Cell phoneという言葉と同じです。

サイト主、どうにかこの言葉の概念をそれなりに理解したところで、もう使われない言葉になってしまったようで、なんとなく徒労感を感じます。orz

時代の変化が目まぐるしくて、新しい技術や概念やそれを表す新しい言葉に、情報としてついていくのがやっとのサイト主。
せっかく覚えた言葉がどんどん陳腐になっていくのに一抹の空しさを感じています。
やれやれ、 ( -。-) =3 






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by nyarcil | 2016-08-07 01:51 | My Favorite | Comments(8)