静岡生まれ東京下町育ちのミニシュナの日常と里帰り


by nyarcil
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<   2014年 06月 ( 5 )   > この月の画像一覧


今回は日本語と、ビッグデータについてのお話。

サイト主が今まで聞いたなかで最も秀逸だと思ったネーミングは、JR東日本の交通系ICカード『Suica(スイカ)』。 

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「改札でタッチ&ゴーでスイスイ通れる」とか、文字の中にICが入っているとか、ネーミングの由来はいろいろあるけれど、やっぱりアクセントからして日本語の「誰何(すいか)」も由来のひとつだと思われます。(「西瓜」とはアクセントが違います)

日本語の「誰何」の意味は辞書で引くと「相手が何者かわからないときに、呼びとめて問いただすこと」。 
「守衛に誰何された」という文、山崎豊子『華麗なる一族』に出てきたのを覚えています。

改札やお店でカードをタッチするときに、この人はどこで乗ってどこで降りるのか、このカードにはいくらお金が入っているのか、(クレジットカード一体型になると)この人の与信情報は、などいろいろな情報がやりとりされています。 
つまり「あなたは誰?」と聞かれて、こたえているわけです。

「Suica」とは、「誰何」の意味をかぶせた、そのものズバリのネーミングです。
これはコカコーラの中国語名「口可口楽」と同じくらい優れたネーミングだとサイト主は思ってます。

でもこの「誰何」という言葉、最近では知っている人の方が少ない。
サイト主が誰かに「Suicaって『誰何する』の意味もあるんだよね」と言っても、( ゚д゚ )ポカーン 、とされることが多くて、ほとんど死語に近いのかも。

しかもJR東日本のサイトで、Suicaの名前の由来を見ても「誰何」は出てこない。
これはなぜかと考えたとき、「あ、そうか」とちょっと思い当たることがありました。

***

しばらく前のことですが、サイト主は某有名ブランドV社のフライパンをamazonで見て「お気に入りリスト」に入れました。 
そうすると翌日くらいに他のサイトを開くと、右側の広告枠にV社の「made in USAのものが50%オフ!」という広告が出てきて、「えっ?」(゚д゚lll)、と思いました。 

amazonのサイトに戻って確認すると、自分がお気に入り登録したものが同じV社のものでも「made in China」であって、アメリカ製のものとは全然値段が違う安価なものだと知りました。orz 

うーん、V社の中国製のものをamazonでお気に入りリストに入れると、その人のPCにV社の正規サイトからアメリカ製正規品の広告が配信される仕組みですかぁ。

「あなたがお気に入りリストにいれたのは、V社ブランドでもバッタものです」と言われているようで、ちょっと引いてしまいました。
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「迷ったときは日本製」と決めているサイト主、V社のフライパンはやめて結局近所のホームセンターで「made in Japan」と書いてあるものを買いました。

***

こんな体験からわかるのは、私たちの買物履歴や嗜好の情報は、ネットにログインした状態でクリックした途端、どこかにビッグデータとして収集され分析されて、企業の販促に使われているということ。

さきのSuicaの話に戻ると、Suicaのカードを使った人の情報も、同じように収集されてビッグデータとして収集されているのです。
それによって、たとえば「首都圏郊外からJRを使って通勤する30代女性の購買行動」といったデータが、カード情報を集めることで得られるのです。

企業が「誰何(すいか)」という言葉を表にださないのは、改札やお店でカードをかざすとき「自分の情報がチェックされている」ということを使う人に意識させたくないからなのでしょう。 
そういうことを気にせずスイスイ使ってほしい、ということです。 

私たちがスイカを使ってピッと鳴った瞬間、実は使ったひとが「スイカされちゃっている」ということ、ちょっと知っておいていいかも。 

飼っている犬の種類とか、愛犬のお気に入りドッグフードのブランド名とか、こんな情報もすでにネットのどこかに蓄積されているかもしれませんね。

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僕は匿名希望です by ”モサ男”





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by nyarcil | 2014-06-28 00:37 | My Favorite | Comments(7)

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サイト主が唯一創刊号から最終号まで保管している雑誌、新書館『ペーパームーン』全10巻(1976-1978)です。 (プラス、前列一番右はその後に出されたムック版の1冊)

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表紙イラストは、創刊号は宇野亜喜良、以降はペーター佐藤です。

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必ず描き下ろしのイラスト入りストーリーがあり、こだわりの編集です。


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他には当時のはやりのルイス・キャロル詩集とか、写真やイラストが豊富です。

特に多く書いているのが、萩尾望都、寺山修司、宇野亜喜良、竹宮惠子、山岸凉子、岸田理生、四谷シモンなどなど、その時代の少女たちにとってのカリスマが勢ぞろいです。
(この雑誌、豪華な執筆陣とこだわりが多すぎてあまり長く続かなかったという話もあります)

特に寺山修司は、第2号から最後の10号まで、「ガラスの城」という独自で編集したページがあって、怪奇・幻想・少女趣味・エキゾチズムがごったになった、当時の彼の劇団「天井桟敷」の世界の少女版です。
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あの時代、「天井桟敷」や唐十郎の「状況劇場」などのアングラでちょっと淫靡な世界には、地方の高校性にとっては、見てはいけない世界を垣間見るような、そんな憧れがありました。

今やコワイものなしのおばさんとなったサイト主、新しいものとの出会いをどぎまぎしながら夢見ていた若かりし日の自分を思い出し、思えば遠くにきたものだなぁと・・・。





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by nyarcil | 2014-06-22 18:32 | My Favorite | Comments(7)

雨上がりの下町散歩


[6/22の追記です]
あれから写真の昔の美容室の建物の前を通って、建物は今もそのままの状態なのを発見しました。どうも一本違う道を通って、他の建物が建て直しているのをてっきりここだと勘違いしてしまったようです。 
この記事を載せて一週間、見た方にはすみません。お詫びと訂正をさせていただきます。
(でも、取り壊しになってなくてちょっと嬉しい)

ついでに今日、6月22日の午後3時過ぎに、この記事に書いた三時草を見に行ったところ、なんと咲いていました。
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ラッキーです。(^ ^)
週末に咲いてくれてありがとう!

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サイト主が住んでいるあたりには、昔ながらの下町の風情がそこかしこあります。

散歩の途中で何となく「いいな」と思うものがあると写真を撮っています。

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これは今年4月、レトロな外観が面白くて、昔は美容室だったビルを撮ったものです。

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「パーマネント」「セット洋髪」「御婚禮 着付」とか、時代を感じますね。

ところが、2か月後また通りかかると、いつの間にか建物全体にシートが掛けられてました。
ついに取り壊しが始まったようです。 
風情のある建物だったから、ちょっぴり残念。 ('A`)

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下町がいいなと思うことのひとつは、路地でお花を育てているうちが多いこと。

雨上がりにジュニアと一緒に散歩していて、地面にこんな紙がテープで張られているのを見つけました。
「この花は三時草という花です。 抜かないで下さい」
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「三時草」で調べてみるとこんなお花でした。
ハゼラン(爆蘭)、別名三時花または三時草。

アスファルトやコンクリートの隙間、陽の当たらない場所でも育つ1年草で、6月から9月に5ミリ程度の小さなピンクの花をつけます。
花は散ると赤い実をつけます。

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「三時草」というのは、花が開くのが午後3時以降の数時間だということ。
そんな時間に咲いているかどうか見に行くのは、休みの日でもないと無理。

こんな雑草みたいなちっちゃな花、小さすぎて咲いていても気が付かないかもしれない。
こんな場所では咲く前に人やクルマに踏まれてしまう可能性もあります。

もし通りかかって花が見られたら、「今年はきっとついている」と思いましょう。
ヽ('ー`)/





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by nyarcil | 2014-06-17 21:13 | 東京ローカル Tokyo Info | Comments(1)

最近のブログに「全然ジュニアの写真が出てこない」と相方シニアからブーイングがきて、そういうわけで今回はジュニアの写真からスタート。

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5月のある日の写真、つつじがきれいで散歩の途中で撮りました。
ジュニア、髭のせいかちょっと笑っているように見えます。(´∀`)

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6月5日に東京も梅雨入りしましたが、その直前の朝の散歩。
川に沿った道を歩いていて、暑くてハァハァ言ってます。

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その日、川を見るとたくさんの小魚が群れをなして泳いでいました。 
誰かが「ハゼかなぁ」って言ってました。

*********

以下、ちょっと話が変わります。最近気になったこと

今年公開のある台湾映画、日本の小説をもとに作られたというので、どんな話かと検索してみました。
その原作とは、仕事熱心な若い女性が主人公で、恋人と一緒にゴールデンリトリーバーを飼いはじめたものの、仕事に夢中すぎる主人公から恋人が離れてゆき、その後犬の世話で仕事も思うようにならない主人公は犬が疎ましく思えてきて、でもある日犬が癌だとわかり・・・あとは涙涙の感動物語(らしい)。 (´・ω・`)

しかし読んだ人のレビューに「犬を外でしかトイレをしないように躾けながら、主人公が夜遅く帰って、待ちきれずに粗相してしまった犬を、主人公が叱るシーンがある」とあって、そこで「アウト」となってしまいました。 
サイト主、犬が辛い思いをしている姿を想像するだけでダメなのです。

うちのジュニアも外でしかトイレをしません。 だから何があっても1日2回の散歩は欠かせませんし、夜もそんなに遅くならないよう帰っています。
犬を飼うことで自分たちの時間や生活が制限されることは飼う前から覚悟していました。 
その覚悟がないなら、最初から犬を飼うべきではないのです。
安易に犬を飼うのは犬を不幸にするだけです。(まして大型犬を飼うなんて、無謀すぎる)

さて、こちらは先日美容院で見た、ある女性誌のファッションのページの1枚。

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写真の女の子は、水のペットボトルも持たず、薄いクラッチバッグを片手に犬を散歩させてます。

この格好でどうやって、散歩の途中で暑くてハァハァするワンコに水をあげるのか、ワンコのうんちはどうするのか、拾わないのかしらん。
 ┐(ーдー;)マ、マナーですよ。

そもそもクラッチバッグなんて持っていたら、ワンコが何かの拍子に急に走り出したときに、どうやってリードを引いて抑えるんだろうか。
犬のリードを引っ張る力って結構強くて、きゃしゃな女の子が、片手だけでは無理。

コワイのは、こんなファッション優先で、あまり現実的でない設定の写真を見て「犬と一緒って素敵」と安易に犬を飼おうと思う女の子がいるんじゃないかということ。
(そういえば、先にあげた小説の主人公の設定もファッション雑誌の編集者でしたっけ)

ファッション雑誌さん、犬をアクセサリのように扱うのやめましょうね。
お願いします。  U・ェ・U





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by nyarcil | 2014-06-08 15:05 | 初めての犬飼い Life w/Dog | Comments(10)

香港映画『西遊・降魔篇』。 英語タイトル『Journy To The West』

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2013年に香港の興行記録を書きかえた大ヒット作。日本でも公開されることになったそうです。
またしてもディスクを取り寄せて、一足先に英語字幕で見ました。

映画『少林サッカー』や『カンフーハッスル』で、最近はもっぱら監督として有名なチャウシンチー(周星馳)監督による、日本人にもお馴染みの「西遊記」を題材にした冒険ファンタジー映画です。

この記事を書くのに最初主人公が誰かを隠すべきかと思ったのですが、主人公の名前(玄奘)が字幕に出た途端日本人ならすぐ「三蔵法師」とわかってしまう。
だから言ってしまいましょう、この映画は若き日の三蔵法師の冒険譚。 孫悟空たちとの出会いから西域に行くまでのお話で、チャウシンチー監督の創作です。かなりコメディの部分もあります。

日本未公開の映画について書くときしんどいのは、あらすじをどこかからコピペしてくることができないこと。サイト主なりに書いてみます。

************<ストーリー>*************

昔々中国では魔物や妖怪がそこかしこにいて、人々の生活を脅かしていました。
若き蓬髪の僧、玄奘は、デーモンハンター(駆魔人)となって人々を魔物たちから救おうとします。
しかし師の教えは、魔物に対しては、倒すのではなく仏法で諭して改心させよというもの。 
それで「児歌三百撰」(つまり童謡の本)を使って、魔物の中にある昔の汚れなき幼児の心を呼び戻して改心させようとするのですが、なかなかうまくいきません。

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水辺の村を襲う魚の化け物(水妖、のちの沙悟浄)を倒し、水妖を元の人間の姿に戻すことに成功するものの、童謡を聴かせているところで賞金稼ぎの女デーモンハンター、デュンが現れ、水妖を引っさらっていきます。
がっかりして師のところに戻り、涙ながらに「他のデーモンハンターのように魔物を倒したい、それで人々を救いたい」と訴える玄奘。
そんな玄奘に、「魔物たちも元は善良な人間だったのが、人々に誤解されたり裏切られたりして殺されて、その恨みが魔物となったのだ」と、師は諭します。
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玄奘は次に、山の中のレストランで豚の化け物(猪妖、のちの猪八戒)と出会いますが、またしてもデュンが現れて猪妖を横取りしようとします。

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しかし猪妖は手ごわく、反対に猪妖に追いかけられ、2人は命からがら逃げ出します。

なぜか一緒に逃げる途中で、玄奘に恋をしてしまうデュン。 
玄奘はデュンに迫られますが、「男女の愛など仏の大きな愛に比べれば大したものではない」と、デュンの求愛を拒絶します。

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玄奘は再び師のもとへ行き、猪妖を倒す方法を尋ねます。
師から「孫悟空に会いにいきなさい、孫悟空は魔物のなかの王で猪妖を倒す方法も知っている」と聞き、ブッダ(仏陀)によって五指山の岩穴に幽閉されている孫悟空に会いにいきます。 

五指山にたどり着き孫悟空に会った玄奘は、孫悟空から猪妖を誘い出す方法を聞き、玄奘を追いかけてきたデュンの手助けもあって猪妖をとらえることに成功します。
しかしその後玄奘は狡猾な孫悟空に騙されて、孫悟空をブッダの封印から解いてしまいます。

自由の身となった孫悟空の前に、3名のデーモンハンターたちが現れ、闘いを挑みます。
しかし彼らも魔物界の王である孫悟空の相手にならず、次々に倒されてしまいます。

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(魔物の孫悟空、京劇のコスチューム姿で顔はかなりコワイです)

「ブッダなど何物でもない」と、傲慢に言い放つ孫悟空。
玄奘は、孫悟空に対してブッダの偉大さを説き、激高した孫悟空は玄奘に襲い掛かります。 
デュンが玄奘を助けるため孫悟空と戦いますが、デュンも孫悟空に殺されてしまいます。
死ぬ間際のデュンに、玄奘はついに「愛している」と本心を告げるのです。

デュンを喪った玄奘は岩場に座し、お経を唱えはじめます。
すると岩山から巨大なブッダの姿が現れ、ブッダと孫悟空との最後の闘いが始まります。

*************************

さて、この映画はストーリーが明快なので言葉がわからなくてもスイスイ見れます。
映画のなかで突然、あの日本の昔のドラマ「Gメン75」のテーマが流れて、思わずずっこけそうになりました。 こういうチャウシンチー監督のセンス、好きです。 

3人のデーモンハンターたちの一人、空虚公子(プリンス・エンプティー)のキャラは秀逸。 

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空飛ぶ剣を自由に操る、白装束で死人のような姿のデーモンハンターです。4人のオバサンたちに花をふりまかせながら籠に乗って気取って登場しますが、オバサンに「空虚公子ではなくて腎虚公子(つまり不能?)でしょ」と言われてむきになったりして、笑えます。(この役を演じているのは羅志祥という有名なひとだそうです)

でもこの映画、日本人としてはちょっと違和感を感じてしまう点があります。 
この映画では孫悟空は最初は人間の姿で出てきますが、それが頭の禿げた汚い中年男性の姿で、「えっ、これが孫悟空?」となってしまいました。 (゚Д゚)

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このオヤジ姿の間の孫悟空は、デュンに身振り手振りで猪妖をおびき寄せるダンスを教えたりで、ふざけたキャラです。
それがブッダの戒めが解かれ魔物の姿に戻ると、残忍で凶暴な本性を現して情け容赦なく相手を倒していきます。(´゚д゚`)
これって、私たち日本人の抱く孫悟空のイメージ、「ワルでも、どこか憎めないいたずらっ子キャラ」とあまりに違っていて、「なんかなぁ」と思ってしまいました。
(´д`;)

それ以外は、スペクタクルCGあり、コメディあり、恋愛ありで、面白くて楽しい映画です。
仏の教えをとく師の言葉もなかなか奥深くて、なるほどと思いました。

香港での大ヒットを受けて、続編製作がつい最近決定したそうです。
三蔵法師と一緒に旅する孫悟空は、今度はどんなキャラで出てくるのか、興味があります。
できれば、チャウシンチー監督、今度は俳優でも出てほしいところです。

英語版の予告はこちらです。



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by nyarcil | 2014-06-01 16:15 | My Favorite | Comments(4)