静岡生まれ東京下町育ちのミニシュナの日常と里帰り


by nyarcil
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<   2012年 09月 ( 7 )   > この月の画像一覧

以前に戦前の台湾を知るおじいさんから「鳩山寛」という方の話を聞いて興味を持ち、インターネットで検索して調べているうちに偶然この本を見つけ、購入した。
昭和32年4月に出された、私家版というか、自費出版に近い本『天才の母』。 
50年以上前の古い本で、奇書といってもいいかもしれない。
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鳩山寛さんとは、東京交響楽団で長らくコンサートマスターをしていたバイオリニスト。 80歳を過ぎた今も出身地である沖縄で、ときおり演奏会を開いたりボランティアで施設などで演奏なさっている、とのこと。
現役時代は「ハトカンさん」の愛称で親しまれ、小津安二郎の「東京物語」の挿入曲は鳩山寛さんが演奏しているものだそうだ。 
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この本は鳩山寛氏のお母様、遠山静江夫人が亡くなった折に、追悼のために編纂された本。夫遠山寛賢氏はじめ、複数の方たちの手記を集めたもので、夫人の人柄や、いかにして天才バイオリニスト鳩山寛が誕生したたかが書かれてあります。(以下、一部敬称略です)
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鳩山寛の父・遠山寛賢は沖縄師範学校出身。台湾に渡って私立の幼稚園を開き、夫人と一緒に音楽を教育を取り込んだ独自の幼児教育を行っていた。
あるとき鳩山春子女史(鳩山由紀夫元首相の曾祖母・共立女子大の創立者)の、教育についての著書を読んでおおいに感激し、その本を座右の銘として自分の一人息子をその本に書いてあるように育てることを夫婦で決意する。
両親の熱心な教育の結果、息子寛は特にバイオリンで卓抜した才能をみせるようになった。
父は息子によりよいバイオリンの教育を受けさせようと、一家で東京に出てくることに。しかし、昭和初期の不景気まっただ中の東京での生活は苦しく、寛に練習用の子供用バイオリンも買ってあげられないような生活が続いた。

そんなある日、遠山寛賢は息子寛を連れて、鳩山春子女史に会いに共立女子学園まで行った。 突然の訪問だったが、春子女史と会うことができて、女史の好意で、女史とその場に居た学校の音楽教師たちの前で、寛はバイオリンの演奏を披露することになった。 
最初は、漆を何度も塗り重ねたつぎはぎだらけの大人用のバイオリンを重そうに顎にのせた子供の姿を見て失笑した教師たちも、演奏が始まるや、その音色の素晴らしさ・確かさに驚き、演奏のあとには拍手はしばらく鳴りやまず、アンコールの声も起きた。その場にいた誰もが寛の才能にその才能をみとめ、春子女史からは「大変結構でございました。この子の面倒は私が見てあげます」との言葉をいただいた。

寛は春子女史の紹介で、上野音楽学校で教授を受けることになり、近衛秀麿子爵を師と仰ぐことになる。
その後寛は12歳の最年少で音楽コンクール一位をとるなど、いろいろなコンクールで入賞し、その才能は諏訪根自子につぐ天才とうたわれた。 昭和16年に近衛子爵の尽力でドイツ留学が決まったものの戦局が押し迫ってかなわず、戦後ようやく、鳩山薫子(鳩山一郎首相夫人)女史の推薦もあって、ボストンの音楽学校に留学することができた。

そのような鳩山家との縁で、寛は血縁はないものの名前も鳩山の姓に変えることになり、バイオリニスト鳩山寛として、世に知られるようになった。
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・・・とまあ、ここまでが本にある昭和32年頃までの話。 その後の鳩山寛氏の演奏家としての活躍については、 「長く東京交響楽団でコンサートマスターをしていた」という記述くらいで、写真も見つからず、あまり情報が見つからなかった。 

で、なぜサイト主がこの鳩山寛さんに興味をもったかというと、本人の天才ぶりもさることながら、そのご両親にある。
この本を読むと、寛賢氏はバイオリン、静江夫人はピアノをよくし、夫婦ともに和歌や琉歌に親しむという、芸術を愛する教養豊かな一家なのだ。 特に琉歌をたしなむところ、沖縄の教養人はこういうものかと。 
薩摩藩の支配下から脱したばかりの明治時代の沖縄の人に、子供にバイオリンの英才教育できるほどのクラシック音楽の素養があったということは、文明開化の波がそんなに早く日本最南端の地まで届いていたということ。 それはそれですごいことだと思う。

そして、寛賢氏には教育者としての顔の他にもうひとつの顔がある。 寛賢氏は空手家として有名で、Wikiペディアでは、「沖縄の昭和期を代表する空手家の一人」(!)と書かれているくらいの空手の達人なのだ。 
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真剣を持った相手を素手で簡単に倒してしまうなどの武勇伝をもち、空手に関する著書も出している。台湾にいた間は、中国拳法も学んでいる。
東京では幼稚園の園長をしながら、修道館という空手道場も開いていて、鳩山寛さんが寛賢氏亡き後道場を継いだという話もあった。(しかしこれはあまり信じられない)

そんな空手家・武闘家としての一面と、前述の教養豊かな教育家としての一面とをあわせもっているというのが不思議な感じがする。 空手家としての武勇伝と、幼稚園児のうたの伴奏でバイオリンを弾く園長先生とでは、あまりにギャップがある。

もう一つ興味があるのは、あの時代に知り合いでも何でもない貧しい身なりをした一介の沖縄出身の父子が突然鳩山家をたずねて、ついには血縁でもないのに鳩山姓を名乗ることを許されるまでになったということ。
鳩山家といえば、宰相を代々生み出す、いわば日本のブルーブラッドの一族。 ちょっと驚くべきことではないだろうか。
鳩山寛さんの傑出したバイオリンの才能が、それを可能にしたということだろうか。

あと印象にのこったこと、
琉歌って独特のリズムと味わいがあっていいなあ、と思いました。

静江夫人の句です:
 命(ぬち)も長々と 仕事ちゅらちゅらと
 思みはまて給れ 我夫(わうと)がなし
 (意味: 長命して仕事清々しくつとめてください、私の大切な夫よ)
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by nyarcil | 2012-09-30 02:56 | その他 Miscellaneous | Comments(3)
mixiに書いたものをちょっと書き換えて転載です。
ジモティの友人でも意外にこの店を知らないようなので。

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元祖藤枝朝ラーメンの「マルナカそば」に初めて行ったのは20年以上前のこと。
藤枝に知る人ぞ知るラーメン屋があって「レーサーの星野一義が、東京から家族を連れて東名を突っ走って食べにくる」と聞いて、どうしても行きたくなった。
探してみると、その店は旧東海道沿いにある一見普通の民家と見分けのつかない平屋の店。
営業時間はその日の分の麺が売り切れるまでで、毎日午後1時半くらいには看板を下ろしてしまうらしい。
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何とか土曜日の昼早めにいって食べることができた。
しかし、運ばれてきたラーメンを一口たべて、あれっ?となった。
「これって、おいしいの???」
麺は細麺で、ラーメンの麺というよりそうめんやうどんのような白っぽい麺。
スープはしょうゆをお湯で割った(だけ?)ような、真っ黒で塩っ辛いスープ。
とても最後まで飲みきれなかった。
こんなラーメンでどうしてこんなに客が入っているのだろう、とすごく不思議だった。
店はほぼ満席で、メニューは温かいラーメンと冷たいのとの2種類のみなのだが周りにはその2種類を同時に頼む客が多い。
駐車場にはベンツなどの高級車もあったし、県外ナンバーのクルマもあった。
もしかして、私の味覚がおかしいの(?o?)

それから20年。他のひとの反応を見たくて、何度もひとを案内してその店に行った。
同級生、会社の同僚、昔のボーイフレンド、兄、母、今のパートナー、等等。
だいたい皆、店の前の長い行列に並んだあと、席につく頃にはすっかりワクワク状態。
やがてラーメンが来て、幸福感いっぱいの表情で一口すすって・・・・唖然、次に憮然。
「何、このラーメン!これのどこがおいしいの?」
「しょっぱい!」
「これラーメンの麺じゃないよね」
などなど、ひとりとして「おいしい」と言ったひとはいない。
そんな反応をみて、やっぱりそうだよね、とひそかに安堵する私。

どちらかというと、ラーメンを食べるよりも、連れて行く人の反応を見るのが楽しみになっていた。
…と思っていたら、何度も行っているうちに、ときどき無性にこの「しょっぱいだけ」のラーメンが食べたくなっている自分に気がついた。あれっ、もしかしてクセになってしまったのか!?
┐(-。ー;)

ここのラーメンは、一言で言うと「日本の昔懐かしい中華そばの味」なのだそうだ。
昔のラーメンは、今のような様々な骨や煮干を時間をかけて煮込んでとるスープなどとは違い、醤油をだし汁でわっただけのシンプルなスープで、麺はうどんや何かと同じ粉を使って、硬くて細いツルツルの麺だった、とのこと。
特にこの店は、昔はやっちゃ場(野菜市場)で屋台を出していたということで、市場の人たちが早朝の労働のあとに食べるための、塩気の強いラーメンになったのだという。
大正時代から始まったこの店に現在も人が列をつくるのは、「昔懐かしい味」を求める人が今も多いということか。

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最近はこの店以外にも朝からラーメンを出す店が次々にできて、なかには朝の5時頃に開店して9時前には終わってしまう店もある。
「藤枝朝ラーメン」という名前も一部で有名になって、このごろでは町おこしの一環で、藤枝朝ラーメンのインスタントラーメンやらカップ麺も出ている。
味のベースはマルナカそばのものだから、きっともとの味を知らない人には「なんだ、こりゃ」と思うのではないかなぁ。

そんな藤枝朝ラーメンを知らない人へひとこと、
これは日本人のラーメンの原体験の味なのです。
大正時代に日本人がたべていた味にタイムスリップできる、そんなラーメンなのです。

成功してベンツを乗り回すようになっても、昔の味が懐かしくなってここに来てしまうというのが、やっぱり日本人だなあと思う、そんなラーメンなのです。

とにかく一度このお店に行って試してみませんか。
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by nyarcil | 2012-09-25 00:16 | 藤枝焼津情報 Local | Comments(0)
この前の週末、ジュニアはトリミングに行きました。ひと月半ぶりです。
行く前はこんなにモジャモジャ。
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トリミングから帰ってくると、「別の犬みたいだ!」と相方シニアが驚くような変わり具合。
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うちの近くのお店でお願いするのに、前回は初めてだったので「あまり切らないで」とお願いしたために、長めにカットされて、またたくまにモジャ男くんになってしまいました。

今回はこのお店を教えてくれた近所のミニシュナちゃんの飼い主さんの、ワンコの名前を出して
「xxxちゃんと同じようにカットしてください」と言ったので、短めのカットになりました。すっきり、です。
しかも、顔のあたりが、とってもシュナウザーらしい出来上がり。
まつ毛は切らないようにお願いしたので、相変わらず長いです。飼い主より全然。
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ひげが男前だねえ。( ̄ー ̄ ) (←親ばか飼い主です)

ところで、トリミングって、地域やお店によって全然料金が違ったりする。
東京23区内でミニシュナだと8000円くらいが多い。
静岡の田舎だと、安いところでは4000円くらいでやってくれるところがあって、この春までは静岡まで犬を連れて行ってやってもらっていました。

さすがに、今年の夏は暑すぎて、犬を連れて行くのがためらわれて、近所のお店に。
墨田区のこのお店は6000円でやってくれて、このあたりではかなり良心的な料金設定。
仕事もとても丁寧。

面白いのはこのお店では、基本料金に、毛玉ひとつあたり500円の追加料金がかかるということ。
毛玉って、トリマーさんにとっては大変なんだなあ。
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by nyarcil | 2012-09-20 01:23 | ジュニア Junior | Comments(0)
これから郵便局の組織がまた変わるので、そのおかげかもしれないけど、郵便局が以前より利用者の便宜を図ってくれるようになっていた。
未使用のハガキを切手に交換に行ったところ、以前は手数料(ハガキ1枚あたり5円)は現金で払わなければダメだったのが、交換に行った牛込郵便局では「その分をお渡しする切手から差し引くこともできます」とのこと。
しかも以前は換えられるのは80円切手だけだったのが、記念切手以外ならどの金種の切手でもいいですよ、と。それでハガキ183枚を、80円切手103枚に。(さすがに端数の5円は現金払い)
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実はこのハガキの大半は、何年も前に亡くなった兄が残したもの。それに自分の年賀ハガキの数年分の残りを加えて、結構な量になってました。

今回それらを全部切手に換えたのは、被災地に残された犬の面倒をみているボランティアかどこかに、寄付として送りたいと思ったから。
そういうところの通信費として使ってもらえたら、不要なハガキも活きます。
手数料分は自分で現金で出すつもりが、思いもかけずただで換えられました。

こういう使い道の場合、手数料が実質かからないというのは気軽に寄付ができるってことで、とってもいいと思う。
郵便局さん、良くなりましたね。

皆さんも年賀状の残りなどで未使用のハガキがあったら切手に換えて、気軽にどこかに寄付でもしませんか。 
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by nyarcil | 2012-09-15 13:21 | その他 Miscellaneous | Comments(1)

犬の旅行グッズ

ジュニアは静岡で生まれ、3ヶ月目から東京在住です。
ときどきサイト主と一緒に静岡に行きます。その旅行のときはこんな感じ。
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一見普通の荷物のキャリー、でも近づくと、
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ジュニアはもともとあまり吠えないワンコで、キャリーのなかで吠えることもなく、周りの人で犬がいると気がつくこともまれです。
新幹線1時間とローカル線ほかでせいぜい2時間半、ジュニアはずっといいこにしています。

それでも夏場はさすがに、キャリーにこんなものも入れてあげます。
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リラックマの筆入れに、凍らせた保冷剤を入れたもの。
ジュニアはキャリーのなかで、ずっとこのリラックマの頭をかじっています。
もちろん、途中でお水をあげることは忘れません。

帰省以外の旅行でも、都心周辺で渋滞に巻き込まれるのが嫌で、途中まで列車で行き、その先レンタカーで観光します。わざわざ犬を連れて行くのは、なんとか田舎の自然のなかで走らせてあげたいという飼い主の思い。

それにしても、ジュニアもちょっと最近体重増えすぎで、こうして連れて行けるのもいつまでかしら、と心配なサイト主でもあります。
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by nyarcil | 2012-09-10 00:07 | 初めての犬飼い Life w/Dog | Comments(2)

生トマトジュース

最近のマイブーム、生トマトジュース。
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飾りにドライの塩トマトをのせてます。

先月コードレスブレンダーというものを買ってから、毎朝これを飲んでいます。
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ほんの1分ほどで簡単にジュースにできて、コードレスで使いやすく後片付けも簡単、場所もとらないので買って正解でした。amazonで18500円くらいでした。
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作り方は、大きめにカットしたトマトに、ちょっとレモンを絞って入れています。

相方シニアいわく、これを飲むようになってお酒を飲んでも悪酔いしなくなったし腸も快調、とのこと。
自分の身体に良いものはすぐにジュニアにもあげる御馬鹿飼い主の相方、今やジュニアもこのジュースが大好きになってしまいました。
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人間用のカップでジュニアになめさせるので、仕方なく100均でジュニア専用カップを買ってきました。まあ、いいか。
ヾ(- -;)
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by nyarcil | 2012-09-03 19:07 | My Favorite | Comments(0)
追記です。
シェフに確認したところ、店名の由来はシェフが最初に修行したフランス、ブルゴーニュのお店の名前だそうです。

それからお店の場所は、青島中学校の前です。(藤枝中学校は間違いでした)
正確な住所と電話番号は以下です。

L'AGAPE
静岡県藤枝市青葉町3-3-28
電話:054-637-0290

**********************
子供の頃家が藤枝駅の南側にあり、うちから駅まで40分くらい徒歩で行くことがあったが、その道の両側はほとんど見渡す限りの田んぼだった。 小学生のころ道の途中で、カエルか何かを飲み込ん蛇が道を横断していくを見たこともある。 そのくらいのド田舎だった。
母が(東京から)藤枝に引っ越しての最初の印象は、「田んぼ以外に何もない」だったそうな。
そんな田舎町でも最近、ついにこんなに都会になったのか、と驚くことがあった。
藤枝中学校の近くに昨年できたフレンチレストラン、「L'AGAPE(ラガップ)」
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この店のフォアグラのテリーヌを一口食べた瞬間、頭に浮かんだのは、「藤枝も、なんて都会になったんだ!」。 w(゚o゚)w  おらが町にも文明開化の波が来たか、ぐらいの衝撃だった。
とにかく、このとき二人で食べた料理の写真をアップ。 これで一人2840円。

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アルマニャックが香るフォアグラのテリーヌ。少しずつパンにつけて味わいました。手作りジャムの程よい甘さもグッド。このジャムは季節によって変わります。

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相方が頼んだパテドカンパーニュ。美味でした。

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スープは日によって変わります。 とうもろこしとかソラマメとか。

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メインの、牛肩ばら肉のワイン煮込み。濃厚な味でした。

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こちらはプラス800円のエゾ鹿の何とかソース。

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デザートは、アイスクリームかソルベの2種類を選んで、他のデザートは全部を少しずつ。
このデザート目当ての女性客も多いそう。

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最後のコーヒーと一緒に小さなスイーツ(生チョコレート、生キャラメル、ヌガーなど)が4種類。一人の場合は2種類。本式のフレンチでいう、プティフルール。
デザートのあとに、またデザートが来るなんてと、嬉しい驚き。

そもそもフォアグラなんて非日常の素材で、しかもテリーヌなんて手間暇かけた料理が毎日メニューに載っているなんて、東京でもよほどの店でないとあり得ない。 繊細で濃厚な味も東京の一流フレンチに負けていない。

コースはランチもディナーも基本的に同じで、スープ、パン、デザート、コーヒーが付いて、
menu B: 2840円、主菜か前菜が2品
menu C: 4210円、同じく3品
menu D: 5630円、同じく4品
menu E: 8000円~、事前の予約にて。
ランチはこれにmenu Aもある。
menu A: 1890円、主菜1品と、他にミニサラダが付く。

フォアグラのテリーヌが大好きなサイト主は、この料理が食べたくて一人で行ってみることもあって、合計6回くらい「ラガップ」に通っているが、この料理がメニューに載っていない日はない。

他の前菜類も、テリーヌ・パテ系が得意なシェフなのか、どれも見た目も美しくて美味しい。
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たとえばこれは、豚肉のゼリー寄せ(だったと思う)。ソースが爽やかで、おいしかった。

主菜では、プラスいくらかのオプションで、他では食べられないような素材のものが食べられる。 「窒息(エトフェ)鴨」なんてこの店で初めて知った。(エトフェ etouffer、とは血を抜かずに屠鳥する方法、鴨の場合特有の鉄分を含んだ風味が増す、とのこと)

ひとつ残念なことは、ここがやはり田舎だということ。
一番手軽な、ランチのmenuAの1890円でも、田舎ではかなり思い切った金額。
女の子を連れて豪華なランチを奮発するつもりが、選べるのが主菜1品だけで前菜がないと知ると、最初にがっかりしてしまう人もいる。
(本当はスープが前菜で、それも丁寧に作られたスープなのだけど、メニューの書き方があっさりしすぎで・・・)
最後に出る豪勢なデザートで挽回できるのでいいけれど、デザートの印象ばかり強く残ってしまうこともある。

でもここはちょっと頭を切り替えて、menuAを頼むなら「あとたった950円だせば絶品のテリーヌ・パテ類が食べられるのだ」と思ってほしい。だから、本当にもったいないと思う。 
東京で、フォアグラのテリーヌが入ったフルコースを、5000円以下で食べられるところはないのだ。

そう思って、藤枝に帰省した時は「どうしても行かなければならない」と、田んぼの中の道を10分てくてく歩いて、この店に行くサイト主なのです。
(だって、美味しい料理はワインと一緒に楽しみたいもん)
あ、いや、やっぱりここが田舎町であることに変わりはないですね。
(;^◇^;)ゝ

*ところで、この店の名前のAGAPEが、愛を意味する「アガペー」なのか、「宴会」という意味なのかは不明。誰か教えてくださいな。
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by nyarcil | 2012-09-02 17:18 | 藤枝焼津情報 Local | Comments(0)